年越し屋久島縦走の記録1

【行程】

2021/12/31
10:20 鹿児島南埠頭(高速船ロケット)
13:05 屋久安房
13:36 安房港(バス)
14:17 ヤクスギランド※積雪のためヤクスギランド止まり
16:23 淀川登山口
17:30 淀川小屋※避難小屋泊

2022/1/1
03:00 淀川小屋
05:08 花之江河
05:35 黒味分れ
06:29 投石岳
07:15 ※日の出
08:25 宮之浦岳
09:37 焼野三叉路※荷物をデポ
11:20 永田岳

12:45 焼野三叉路
15:25 新高塚小屋※避難小屋泊

2022/1/2
08:43 新高塚小屋
10:08 高塚小屋
10:30 縄文杉
12:19 ウイルソン
12:39 トロッコ道入口
13:53 楠川分れ
14:39 辻峠
15:14 白谷小屋
15:45 白谷雲水峡登山口

 

【装備】

 必須装備

  • 地図(紙)
  • コンパス
  • ヘッドライト
  • 腕時計
  • スマホ
  • モバイルバッテリー
  • 財布(現金、保険証、免許証)
  • 薬類
  • テント一式(アライテント エアライズ1)
  • シュラフ(ナンガ udd bag630)
  • シュラフカバー
  • 寝袋マット

 服装

  • ザック(カリマーcouger grace45-60)
  • 登山靴(LOWA マウリアGT)
  • 軽アイゼン(6本)
  • 靴下(フィッツ 厚手)
  • タイツ(ファイントラック メリノスピンサーモ)
  • パンツ(ノースフェイス アルパインライト)
  • ゲイター(夏用 ゴアテックスのやつ)
  • インナー(ファイントラック ドライレイヤー)
  • 長袖シャツ(スポーツ用 化繊のやつ)
  • アウター(ノースフェイス クライムライトジャケット)
  • 防寒着1(ユニクロのフリース)
  • 防寒着2(ユニクロのダウンジャケット)
  • 手袋
  • 着替え(靴下、シャツ各1)
  • レインウエア下
  • ダウンパンツ
  • 手ぬぐい

 食事

  • 食料(4食+予備3食分+行動食)
  • 水(2L)
  • ガス
  • バーナー
  • シェラカップ
  • メスティン
  • 割りばし
  • ナイフ
  • ウエットティッシュ
  • ゴミ袋

 その他

  • 日焼け止め
  • カメラ
  • カイロ
  • 水に溶けるティッシュ
  • ケータイトイレ
  • タオル×3
  • 文庫本
  • 野帳、ペン
  • エマージェンシーシート
  • マスク予備
  • 電池予備
  • 靴紐予備
  • マッチ
  • ビニール袋(防水用、ごみ用)

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よどごーとざんぐち



年末年始の休みを利用して帰省ついでにちょっとだけ遠征。

 

屋久島は夏に2度行ったことがあるけど冬は初めてだ。

 

寒いし、荷物重いし、高速船の払い込み期限ぎりぎりまで、天気予報とにらめっこしながら行くか行くまいか迷った。てんくらA。船の料金を支払い、最終日に泊まる宿を予約し、屋久島行きの準備が整った。

 

31日、鹿児島港から高速船に乗り、種子島を経由して安房港へ向かう。乗船客はほとんど帰省客のようだ。船は外海に出てしばらくすると揺れがひどくなった。乗り物酔いはしない方だと自負していたが、このたびはがっつり酔った。後半40分くらいは、手足が痺れてきて、ひたすら呼吸をすることだけに意識を集中していた。

 

安房港に到着。明らかに今から縦走するであろう恰好をしたカップルが一組いた。船酔いの余韻に浸っていた私は、遠目からチラ見しただけで、一人バスを待つ。

 

船着き場からすぐのバス停から紀元杉行きのバスに乗り、淀川登山口を目指す。ところがこの日は積雪のため一つ手前のヤクスギランド止まりだという。ヤクスギランドから紀元杉へは、5.5km。予定外の舗装路を黙々と歩く。道端の緑に癒されながら行く。でも正直言って、単調だし、長いし、荷物重いし、つまらん。しんどい。

 

ようやく、登山口までたどり着く。同じバスに乗っていたソロのお兄さんが先に山へ入るところに出会った。コミュ力高くてさわやかな人だ。うらやましい。私が到着して10分後くらいに、同じ船だったお二人も到着した。トイレを済ませて登山届を出して2泊3日の縦走が始まる。ところで、淀川って今まで「よどごー」て読んでたけど、看板のローマ字見たら「yodogawa」てなってた。どっちが正解なの。読み方といえば、登山口は「とざんぐち」派と「とざんこう」派がいるよね。私はとざんぐち派。

 

予定外の事態で時間が押していたが、どうにか日が暮れきる前に淀川小屋に到着できた。小屋には自分含め計5人の人間がいた。バスメンバーとテント泊の人が1人。冬時期かつコロナ禍にあって、この人数が少ないのかはわからない。

とりあえず、寝床を作る。そうこうしてるうちに完全に暗くなった。晩ごはんは年越しそばにした。湯切りしなかったせいでまずい。

 

淀川小屋の水場は小屋の裏を流れる川である。透明度が抜群に高く、湛える水はミネラルウォーターだ。人里離れた場所にいることを感じ嬉しくなる。

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夏 水場の川